
我が家の愛犬(オス)はマーキング癖があってトイレが中々上手にできませんでした。
正確には人が見ている時は成功するけど、人が見ていない時に失敗する…
「犬のしつけには主従関係が大切である。」
なんてことがよく「犬のしつけ本」に書かれているため

私のことを下に見ているから言うことを聞かないんだろう…
私に構って欲しくて嫌がらせしているのかも…
なんて自信を無くしていた時期もありましたが、去勢し術後に一気に改善!
犬のホルモンによる習性で仕方がないものだったと気づきました。

わざとじゃなかったんだよ!
そんなことしないよ
今日は犬の去勢手術について、手術の内容やメリット・デメリット、更に体験談をまとめます。
- 愛犬の去勢手術に悩んでいる人
- 愛犬のマーキングに悩んでいる人
犬の去勢手術とは
まずは、去勢手術についてです。
去勢手術は、外科的に男の子の精巣を摘出する手術です。一般的に手術は全身麻酔をかけて、精巣付近の皮膚を切開して行います。去勢手術を行うと男性ホルモンを分泌する精巣が無くなるために、男性ホルモンに関連して起こる病気や行動を抑えることができるといわれています。
なお、犬の男の子には発情期はなく、女の子が発情中に出すフェロモンを嗅ぐことによって興奮をしますので未避妊の女の子の犬が周辺にいる場合は、犬が反応する回数も多くなります。
みんなの動物病気百科より
我が家の場合はこんな感じでした。
- 睾丸(睾丸)摘出手術
- 手術時間は30分ほど
- 当日は「断飲食」(点滴で水分を補充する)
- そのため、朝9時から夕方17時までの日帰り入院
「睾丸摘出術」は中の精巣だけを取り出す手術ですが、私は「タマ」自体を取ると思っていたので少しイメージと違いました。
「睾丸」を摘出したことで「タマ」は徐々に小さくなりました。

ん〜なくなってはないけど、徐々に小さくなるってちょっとかわいそう。(本音)
去勢手術のメリット
去勢手術の一般的なメリット。
・放浪やケンカなどの行動を抑える
・攻撃性の低下
・マーキングやマウンティングの改善
※上記の行動はかなりの割合で抑えられるといわれておりますが、犬によっては効果がない場合も多くあります。マウンティングなどの行動は家族の中で犬がどのような状況にあるかという要因も大きいため、飼い主様がしっかりと主導権を握り、犬にとってたのもしい飼い主さんであることが重要となります。
・肛門周囲腺腫という腫瘍の発生率を低下させる
・前立腺の病気(前立腺肥大など)の発生率を低下させる
・会陰ヘルニアを予防できる
・精巣腫瘍を予防できる※時々、精巣が陰嚢まで下りていない潜在精巣の犬がいます。潜在精巣の犬は精巣腫瘍のリスクが正常な犬の10倍以上高まるといわれています。子犬のうちに動物病院で問題がないか検診してもらいましょう。
みんなの動物病気百科より
マーキングやマウンティングが抑制されるかは犬によると聞いていましたが、我が家では一気に改善されました!

元々怖がりな性格なので、攻撃性の低下などはわからなかったです。
去勢手術のデメリット
続いて、去勢手術のデメリット。
・全身麻酔のリスク
・去勢手術後は手術前よりも代謝エネルギー量が減る(20‐30%程度)ため、太りやすくなる傾向にある
※全身麻酔に関しては、術前の検査や検診を行なうことで、また太りやすくなることに関しては、手術後に食事の量を調節していただくこと、適度な運動を続けることでリスクが軽減できるといわれています。最近では避妊手術後用のカロリーを抑えた食事もあります。
みんなの動物病気百科より
とりあえず、我が家は麻酔のアレルギーなどがなく無事に終えて安心しました!
簡単な手術ではありますが承諾書にサインする時はドキドキしました…!

そして、元々標準体重(5kg)だったのですが、体重が一ヶ月で400グラムほど増えました…!!
去勢後は800gほど増える犬が多いと行きつけのトリマーさんに聞きました!
その程度で済まず今後も太るようであればフードの変更なども検討が必要だと感じています。
去勢手術を行った経緯
愛犬が3年8ヶ月になったときに去勢手術を行いました。
一般的には遅い手術だと思います。
動物病院からは、病気防止のために生後半年後には去勢手術を勧めらます。
しかし、我が家は以下のような理由で保留にしていました。
- 夫は自然のままにしたいと気乗りしない
- 愛犬は他の犬が苦手なのでマウンティング行為などで迷惑をかけることがない
人の足などにマウンティング行為を行う癖がたまにあり、その後失神することが2回ほどありました。
流石に心配なので病院へ連れていき、 心臓などの検査をしましたが、特に割悪いところは見つからず…
念のためにマウンティング行為を極力行わせない方がいいと去勢手術を行うことになりました。
手術後の様子
手術後の様子はこんなかんじです。
- 手術当日は本当に元気なくて、ほぼ寝ている
- 翌日は元気にご飯も食べた
- トイレ時に痛いみたいで、おしっこは翌日、うんちは翌々日にようやくできた
- 傷口を舐めて、エリザベスカラーを着けることになった
本当にかわいそうでした。

去勢手術の傷口は小さいため、基本的にエリザベスカラーなしでOKと言われましたが、頻繁に傷口を舐めてしまいました。
(3針縫った糸を1針分取ってた…!)
エリザベスカラー+女の子用マナーウェア+洋服で対策しましたが、
無理矢理擦ったり舐めてしまい抗生物質まで飲むことに…

病院の先生曰く、超超超〜繊細さんな性格だと!
結果として2週間ほどで完治しましたが構大変でした…!
後で知りましたが、術後服で落ち着く犬もいるようです。


うちの子は、後ろ脚の穴から顔突っ込むか、エリザベスカラーや硬い場所で擦ったりするので効果は微妙かも~
そこまでするわんちゃんは少ないようなので、手術を考えている方は事前に術後服の購入もアリかもしれません。
まとめ
愛犬の去勢手術によって3年悩み続けたマーキングの悩みが解消されました!
愛犬の去勢手術をするかどうかは迷っている方も多いと思います。
術後の様子などが参考になると嬉しいです。
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